2018年1月29日月曜日

日本人米国株投資家を熱くしているS&P500のここ5年の圧倒的なリターンは為替による影響が大きい

インデックス投資の普及もあり、米国株が身近になっている昨今ではありますが、それに伴ってS&P500などという米国を代表する大型株を対象とした指数に対する投資も身近になってきました。

S&P500は、長期的に安定したリターンを生み出してきた指数であり、今後も長期的にはその流れは変わらないという意見には、私も特に異存はありません。

ただ、米国株投資熱が日本で高まった、ここ5年ほどに関しては為替によるリターンの水増しがあったという否めない現実があることは忘れてはいけないと思います。

こちらは、円換算したS&P500配当込み指数の過去のパフォーマンスです。

・過去5年の年次リターンは22.0%
・過去10年の年次リターンは 8.6%
・過去15年の年次リターンは9.5%
・過去20年の年次リターンは6.4%
・過去30年の年次リターンは10.4%

次にこちらは、円換算していないS&P500配当込み指数の過去のパフォーマンスです。

・過去5年の年次リターンは15.8%
・過去10年の年次リターンは 8.5%
・過去15年の年次リターンは9.9%
・過去20年の年次リターンは7.2%
・過去30年の年次リターンは10.7%

(注) 2017年12月末時点

(参考元) わたしのインデックス 世界のインデックス(株価指数)を探す

比較すると一目瞭然なのですが、ここ5年の年次リターンだけは、円換算したS&P500配当込み指数のパフォーマンスが突出しています。

これは、上述しているように為替によるリターンの水増しであることは明らかです。

円換算していないS&P500配当込み指数の過去5年のパフォーマンスは、実はTOPIX配当込み指数にも及んでいません。

もちろん、TOPIX配当込み指数はここ10年、15年、20年、30年と、ここ5年以外は、円換算していないS&P500配当込み指数には及んでいませんから、比較するのはナンセンスかもしれません。

ただ、S&P500の配当込み指数同志での比較で、円換算するかしないかで、大きく開きがあるここ5年のパフォーマンス。

過去10年、15年、20年、30年のパフォーマンス程度に、この開きが縮小すると考えるのなら、今の円換算したS&P500指数のパフォーマンスも低下するという可能性は十分にあると思います。

私は平均への回帰というものを強く信じていますから、十分にあると考えているのです。

そして、その平均への回帰という点から考えるのなら、円換算するかしないかに関わらず、ここ5年のS&P500指数のパフォーマンスは高すぎると考えるのが妥当でしょう。

ここ5年以外のパフォーマンスは、どれもS&P500配当込み指数の平均的な範囲にあると思いますので、何れはその平均的なパフォーマンスに収斂すると考えるのなら、この先のパフォーマンスには過度な期待を持つべきではないと考えています。

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