2016年10月20日木曜日

ニーサの落とし穴 特定口座の損益通算が出来なくなるなんて聞いてないよ

儲け話にうまい話はないとは言うけれど NISA お前もか?でNISAを使いこなすのは難しいと書いていましたが、今回は私の把握不足で特定口座の損益通算すら出来なくなったことについて書いてみたいと思います。

私と妻がNISA口座を開設したときの知識は利益に対する課税はないが損益通算も出来ないということくらいでした。さらには、松井証券の場合は売買手数料が無料だったこともあり開設しておいて損はないと考えての開設でした。

その後、私の口座、妻の口座とも特定口座からNISA口座への銘柄移動を積極的に行っていました。移動という言葉が適当かどうかはわかりませんが、移管ではなく移動です。これは、クロス取引で行っています。

勿論、新規購入でもNISAを利用しています。

そして、いつだったかある時に妻の松井証券の口座の信用取引がまったく使えなくなってしまいました。

信用新規建て余力もまったくない状態です。何故だろうと調べてみて、ここで初めてニーサ口座で保有している株式は信用取引の担保にならないということを知ったのです。

私の松井証券の口座では、NISA口座でもそれなりに株式を保有しながらも特定口座での保有比率が高く信用取引は利用出来ていたので特に支障がなく気づかなかったのです。

妻の松井証券の口座は私の口座より証券口座資産がかなり少なく、一気に特定口座からNISA口座へ資産が移動したためこの問題が発覚しました。

さて、信用取引が利用出来なくなるとさらなる問題が発生してしまいます。私はブログでも再三書いていますようにクロス取引での損失確定を行っています。

クロス取引には基本的に信用取引が必要となるため損失確定が出来なくなり、その結果損益通算も出来なくなってしまっているのです。

クロス取引については、ここでは割愛しますが興味がある方は、拙い記事ですが 複利の効果をさまたげる税金 節税には損失の確定を忘れずに! をご覧ください。

妻の口座では、この問題を把握する前に特定口座での保有銘柄をいくつも利食いしていました。クロス取引も利用出来なくなった今、もう今年の損益通算による節税は不可能だと思います・・・。

タイトルにニーサの落とし穴、聞いてないよ等と書いていますが、実際には落とし穴でも何でもなく、穴があるとアナウンスされていたのに私が聞いてなく見ていなかっただけのことです。

当たり前のことですが、制度をきちんと把握しておかないと手痛い失敗につながりかねませんので、皆様もお気をつけ下さい。

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